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琥珀色に染まるとき
第16章 青い薄闇に埋もれて

「本当に色白だな、お前は」

 そう言って口角を上げると、彼は首筋に吸いついてくる。大きな手がインナーをずり上げたかと思えば、反対の手はブラジャーのホックを外す。直後、左胸の先端にするどい刺激が走った。

「あぁっ……」

 器用な指にもてあそばれるそれは硬く膨れ上がり、さらに敏感になる。首筋をなぞる舌先が耳たぶまで這い上がり、濡れた音を鼓膜に響かせる。思わず大きく喘げば、耳元で熱い吐息混じりの声がする。

「いつもより感じやすいんじゃないか」
「そんな……んんっ」
「興奮してるの?」
「ち、ちが……」

 羞恥を煽る言葉に火照る顔を背けると、胸の突起を強めに摘ままれた。小さく叫び、身体を後ろに引いて逃れようとするも、たくましい腕に固定されてびくともしない。

「逃げるなよ」

 セクシーな微笑を浮かべた彼に激しく唇を貪られながら、椅子から降りた彼に引きずられるようにして、そのまま後ろの壁に押しつけられた。

「涼子」

 余裕のない声で名前を呼ばれ、またすぐに唇を塞がれる。身をかがめる彼の首に腕を回して必死にしがみつき、その熱い舌と、荒く身体を撫でまわす大きな手を受け入れる。

「んっ……ふ、ぅん……」

 キスに夢中になっているうちに、ズボンのホックが外され、ファスナーを一気に下ろされた。あっと驚く暇もなく、パンティーストッキング越しに秘部をなぞられる。

「あぁっ!」

 するりと優しく撫でられただけで、ぞくぞくと快感が走った。

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