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琥珀色に染まるとき
第17章 青い薄闇に埋もれてⅡ

「そう。いい子だ」
縮みきった生地を丁寧に脱がせると、綺麗な素足を再び靴の中におさめる。右も同じようにして取り去れば、ストッキングの肌色よりも白く美しい脚が全貌を現した。
後ろからそれを舐めるように眺めながら、いや、実際には手のひらで撫でまわしながら、尻の肉に吸いつく。口づけるたび、抑えた喘ぎ声が降ってくる。
股の間に指を忍ばせると、ショーツはすでに濡れそぼり、冷たくなっていた。あっ、と声をあげた彼女が腰を前に逃がそうとする。すかさず、腹に腕を回して引き戻す。
「だめだよ。もっと後ろに突き出して」
穏やかな声色でとんでもない要求をしながら、かろうじて淫処を隠す細い布を引っ張る。
「や、ぁ……んっ……」
彼女は否定とも肯定ともとれない声で鳴き、しなやかに腰を反らした。
引っ張る布の奥には彼女の最も大事な場所が見える。透明な蜜をにじませ、いやらしく光る熟れたそこに人差し指を滑らせた。はあっ、と甘い吐息が落とされる。
ひと撫でして引き抜くと、透明な糸がとろりと繋がった。
「すごいな」
「いや……あぁん……っ」
再び侵入し秘芯をとらえた瞬間、その嬌声とともに、柔らかい尻がぷるんと震えた。突起を指先でこすりながら見上げると、視界に映るのは、壁に身体を預けて天を仰ぐ女の背中。綺麗に波打つ暗色の艶髪がゆらゆらと揺れる。
「もう脱ぎたいか?」
「んっ……ふ、んん……」
泣き声のような喘ぎを絞り出しながら、彼女の頭は縦に小さく動いた。
「自分で脱ぐ?」
その問いには勢いよく左右に、何度も。
「そうか」
静かに笑いをこぼし、景仁は立ち上がった。
その気配になにかを察知したのか、涼子がそっと振り向き、ゆっくりと身体をこちらに向けた。ひかえめな上目遣いに劣情を煽られる。

