この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
琥珀色に染まるとき
第18章 白い靄の中に

「おね、がい……っ、景仁さん、の……」
「俺の、なに?」

 意地悪な笑みと、色気のある低音に、思考回路を切断された。だが卑猥な水音を奏でる愛液まみれの指だけは、まるで独立して意思を持ったようにある一点に集中する。
 手前の上壁を刺激し続けていると、そこから溢れる音があきらかに水量の増したそれに変わった。

「や……ん、あっ」
「俺のなんだよ」

 もう一度問われたときには、すでに欲求が限界に達していた。中から指を抜き、蜜に濡れた手で彼の大きな手を掴む。そうして自らの割れ目に導いた。

「景仁さんの、指で……もっと、して……?」
「……っ」

 思考とともに鈍くなった聴覚の中でたしかに聞こえたのは、ごくりと唾を呑みこむ音。それに誘われるように、膨れ上がる欲望のまま声をあげる。

「して……いつもみたいに。ねえ、おねが……っ!」

 突如、腰が浮くほどの刺激に襲われた。焦らすことなく蜜壺を侵す長い指が、意識をさらっていく。次の瞬間には、秘芯をとらえた舌に手加減なく攻め立てられた。ぴちゃぴちゃと卑しい音を響かせて。
 急激な快感に強く目をつむる。喉を反らして歯を食いしばり、迫りくる大きな波に身を任せた――。

「あぁ、んっ……んんっ、ああっ!」

 痙攣する壁が、びくびくと彼の指を締めつける。それがゆっくりと抜き取られるわずかな感覚にさえ、甘い疼きを覚えた。

「ひゃっ……」

 敏感な反応に満足げな笑みを返す彼。今まで淫処を貪っていたその大きな手は、噴き出された愛液のせいで、まるで水の中に浸していたかのようにしずくを垂らしている。

「……やだ」

 淫らに開いていた脚を閉じ、涼子は消え入りそうな声を漏らした。彼の目前で大きく開脚し、仰け反って喘ぎ声をあげていた自分を今さらになって恥じる。たくましい腕に支えられながら、湯船に浸かっている彼の上にへなりと座った。

/429ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ