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琥珀色に染まるとき
第18章 白い靄の中に

 恥じらう心とは裏腹に、後ろに突き出してしまう尻。その割れ目に押しつけられている、熱く硬いもの。もう我慢できない――そう主張してくる。それはお互い様だ。

「お願い……欲しいの」

 鏡の中にいる彼の瞳を見つめてねだると、妖しく色めいた笑みを返された。

「お前は後ろが好きだからな」
「や……あっ!」

 腰をぐいと持ち上げられ、とっさに洗面台に手をつく。愛液まみれのそこにあてがわれた猛りが、ゆっくりと蜜壁を押し広げ、侵入してきた。

「あ、あぁっ……」

 待ち焦がれたその感覚に全身が悦び、震えた。

「涼子」

 腰を鷲掴みにされて荒々しく引き寄せられ、太く長いそれを深いところまで挿される。そんなふうにされたらもう、背を反らして叫ぶことしかできない。

「いやっ、やぁ……ああんっ」
「嫌か」

 囁く彼の顔色を鏡越しに窺う余裕さえない。だが、そんなものは容易に想像できる。端正な顔を色っぽく歪ませ、セクシーな笑みを浮かべているに違いない。それを思い浮かべただけで中がひくつく。

「ああ……っ、りょう、こ……」

 その切迫した声に、固く閉じていたまぶたを薄らと開けてみる。鏡に映っていたのは、揺れる胸を突き出して見たこともない顔で嬌声をあげる女の姿、そして、その後ろで腰を打ちつける男の悩ましい表情。

「涼子……あぁ、すごいな……たまらない」

 わざとらしい言葉をあまり吐かない彼が不意にこぼす本音は、なによりも興奮を煽る。

「景仁さ……っ、ああっ!」

 奥を揺さぶられて、再びまぶたで視界を覆った。
 ときおり聞こえる、喘ぎをこらえるような深いため息。結合部から溢れる、互いの肌と体液がぶつかり合う音。それらがさらなる快感へ拍車をかける。

 不意に、茂みの奥に差し入れられた指が、敏感になりすぎている秘芯を押し潰した。

「あっ、それ……だ、めぇっ」

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