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琥珀色に染まるとき
第4章 虚しい戯れのあとは

すでに開花しきり、濡れそぼった秘部は、女がくねくねと腰を振るたびに卑猥な音を立てる。その細い腰を支えてわずかに身体を持ち上げると、そこから溢れた透明な蜜が景仁自身を濡らしているのが見えた。
「ああ、こんなにして」
「いやっ、言わないでぇ」
女は手の甲を口元に当てて目をそらしている。これがいわゆる、“恋人ごっこ”なのだろうか。それとも、本当の恋人にはこうして恥じらう姿を見せているのだろうか。景仁は鼻で笑い、その身体を引き寄せた。
覆いかぶさってくる二つのふくらみに手を沈めると、それは柔らかに形を変える。たわわな果実を両手で揉み上げながら、片方の頂の周りに舌を這わせて円を描くようになぞる。すっかり敏感になっている身体は、その淡い刺激にもわかりやすく反応した。
「ああん、焦らさないでっ」
「優しくゆっくり丁寧に、でしょう?」
「意地悪ぅ……」
耳障りな甘い声を聞き流しながら、ぷくりと膨れ上がっている実を舌先で攻め、口に含んで吸い上げる。ときおり甘噛みしてやれば、豊満な乳房は小刻みに震える。
終わらない愛撫に耐えきれなくなったのか、倒れこんできたその胸が視界を覆った。悪いが、こんなところで窒息死させられるわけにはいかない。
女の身体を支えて一緒に上体を起こす。脚を広げて上に座る女の、ぬかるんだ陰裂の奥に自身を突き立ててやろうと思った。だが、“優しくゆっくり丁寧”のリクエストを受けた以上、もうしばらく弄ってやらなければならない。これは、女と交わした契約なのだ。

