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琥珀色に染まるとき
第25章 Clayのもとへ還る心

 胸の先端を卑猥な音を立ててひときわ強く吸われ、まだ触れられてもいない秘部に痛みにも似た興奮を覚えた。

「あ、あぁっ……」

 もうまともに立っていられそうにない。
 胸への刺激から逃れようと腰をくねらせている隙に、器用な指にジーンズのボタンを外され、ファスナーを開けられた。

「あっ……ねぇ、ベッドに……」
「あとでな」

 提案は即座に却下され、腕を掴まれて壁に身体を押しつけられる。唇に噛みつくようなキスを落とした彼は、首筋、胸元、腹、と今度は慈しむように口づけていき、やがて絨毯の上にひざをついた。そして、着ている暗灰色のVネックセーターをインナーごと一気に脱ぎ捨て、その引き締まった上半身をあらわにする。

 靴を脱いで――こちらを見上げて微笑む彼の瞳は、そう語っているように見える。きわめて優しい無言の命令に従えば、次いで靴下とジーンズを丁寧に脱がされた。素脚を晒すと、ついに秘密の場所を覆うレース生地に指をかけられる。

「あ、待っ……」
「待たないよ」

 妖しい色をまとった低音が、静かな部屋に一瞬にして艶めいた空気を充満させた。その骨ばった手に触れて小さな抵抗を表してみるも無駄で、ショーツはするりと下ろされる。涼子は顔をそらした。

「すごいな。糸を引いてる」
「……っ」

 彼の言葉で、自身の泉から漏れ出た透明な粘液が脳裏に浮かぶ。

「やだ……」

 隠そうと下に手を伸ばしたが、彼がそれを許してくれるはずもなく、ショーツは足元まで下ろされてしまった。こうなってしまえばもう、唯一身につけているブラジャーの乱れを正す意味など失ったも同然だ。めくられたカップから溢れる乳房を晒したまま、涼子は極限の羞恥に身震いした。

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