この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
琥珀色に染まるとき
第25章 Clayのもとへ還る心

 猛りを奥まで咥えて口の中に包み、上下に動いて全体を刺激する。濡れたそれと唇がこすれ合うたびに卑猥な水音を奏で、互いの脳を愛撫する。ひねりを加えながら上下すれば、いっそう増したであろう快感に彼は小さく呻き声をあげた。
 彼に気づかれぬように頬をゆるませた涼子は、さらに彼を追いつめるための場所に左指を添える。蟻の門渡り――そこをさすりながら、右手で猛りをしごき、舌で裏筋をいじめつつ全体をしゃぶり続ける。

 彼が、なにかに耐えるような声を絞り出した。

「ああ……っ、まったく……誰に、教わったんだ」

 あなたしかいないでしょう、と涼子は心の中で返事をする。彼の視界には見たこともない淫らな女が映っているのかもしれない。だがそれは、彼にしか見せない姿なのだ。
 やがて、限界を迎えそうになったのか、彼は頬に手を伸ばしてきた。

「だめだ、涼子。もうだめだよ」

 そのかすれた声と手のひらの温もりに、分身を貪るのをやめて口内から解放し、視線を上げる。彼はけだるげなまなざしを送ってくるが、その瞳の奥には焦燥に駆られる雄がいる。全身に汗をかいた硬い猛りを手で強くしごくと、彼は眉間にしわを寄せ、低く喘いだ。

「あぁっ……こら……」

 上体を起こした彼に濡れた手を掴まれ、伏せていた身体を引き寄せられる。

「もう挿れていいか? 我慢できない」
「……っ」

 めずらしく剥き出しの本能を投げられ、思わず目をそらすも、それを追うように顔を覗きこまれる。

「涼子」

 熱を帯びた声と視線に縛られる。不意に肩を掴まれ、後ろを向かされた。戸惑う暇もなく腰を持ち上げられ、四つん這いにさせられてしまう。

/429ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ