書籍化作品 詳細ページ
~散花~
風花まゐ
イラスト雲井
発売日 | 2015/7/29 |
---|---|
出版社 | 一迅社 |
本体価格 | 1,200円 |
電子書籍は価格が異なります |
帝のお妃候補となるべく後宮に連れてこられた少女に待ち受けていたのは,アソコを開発される日々。そして…
『あなたには、お妃候補になってもらいます』家族のために働く少女・玉蘭(ぎょくらん)。
ある日彼女は、給金が高い屋敷で奉公するために、身体検査を受けることに。
ところが、帝の妃候補を探していた玲利(れいりー)に見いだされた玉蘭は、騙されるように田舎町から連れだされてしまう。
その先で待っていたのは、玲利から受ける帝のための淫らな指導と、五百人の妃候補たちとの争いで――。
後宮の陰謀と官能の渦に翻弄される乙女の後宮恋情物語。
辺境の少女は、やがて後宮の頂点へと駆け上がる――。
作者からのコメント
連載中はPV・栞・拍手・ピックアップ・ファン登録という形でたくさんの方々に応援していただき、本当にありがとうございました。読者さまの温かいお気持ちがあってこその書籍化なのは言うまでもありません。
じつは、ケータイ小説も官能小説も執筆するのは今作がはじめてでした。一年半前、ネット検索でたまたま当サイト内の小説に出会い、想像以上の面白さや文章力に目から鱗が落ち(それまで「ケータイ小説」というものに多少の偏見を抱いていました)、自分も挑戦してみたいという思いに駆られたのです。まさか、それで投稿した処女作を書籍にしていただくことになろうとは――
書籍化にあたり、構成の組み直しとそれに伴う加筆・修正をいたしました。コンテスト総評や審査員さまのコメント、担当編集者さまの的確なアドバイスをもとに、描写を改めたり追加したりしております。
本の中で、より生き生きとした玉蘭や玲利たちの後宮物語をお楽しみいただけましたらうれしいです。
また番外編として、とある人物のとある一日を描いてみました。クスッと笑っていただけるのではないかと思っています。
そして、カバー絵。イラストレーターの雲井さまが、玉蘭をとても魅力的に描いてくださいました。私のイメージにぴったり! ラフ画をいただいた時点で「わ~」と歓声をあげてしまいました。
この他、プロフィールコメントや後書きなどのプラスαもございますので、ぜひ、書籍版『~散花~』を皆さまの本棚の末端に加えていただけましたら幸いです。
はじめて書いたケータイ官能小説、コンテスト入選、そして書籍化……と、この1年、わくわくするような出来事をたくさん経験させていただきました。このような機会を与えてくださったサイト運営さま及び一迅社さまに、この場を借りて深く御礼申し上げます。