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体温計と優しい執事
第2章 happy time



それを確認すると、

優人に襲われるんじゃないか。とか

一瞬でも考えてしまった

自分が恥ずかしくなってきた



「ゆ、優人!!

いきなり脱がすんじゃなくて

ちゃんと説明してからにしてよ!」



月は顔を真っ赤にさせながら

優人の胸をぽかぽかと両手で叩く



全く痛くなさそうな優人は

月の様子を見て、



『クスッ…月は何されると思ったの?』



と言うと、月の上半身を押し倒し、

起き上がれないように上から

軽く覆いかぶさる



優人との距離が一気に近くなって、

月の心臓は急速にドクドクと脈打つ




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