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隷属の首輪
第7章 【妹視点】卑劣な罠にはまった哀れな少女!? エスリア
 シィーアーナ王国の第一王女と王の妃が、魔女ニブルヘイムにサラワレたという風のウワサを聞いたアタシはーーお姉サマとお母サマの助けてために、単身で魔女のトウに乗り込むことにしたのダァ。

 見捨てて逃げるという選択肢は、アタシの中にはない。
 幼い頃から天才魔術師と呼ばれてきた、矜持がそれを許さなかったからダァ。

 だが……すでに城内はマモノたちに占領され、近づくことすらできないのでーーーーレオンザハード国王及び王臣の生死については、不明なのダァ。

 しかも良からぬ噂まで真しやかに流れていたのダァ。
 
 第一王女のミクリア・シィーアーナは、ニブルヘイムの『実子』ではないのか? 魔女の手先ではないのか? 王と魔女の関係は……今でも続いているのではないか? 痴情のもつれダァ……ドロドロ三角のすえに、レオンザーハド国王に嫌気がさし、自らの意思で王妃は魔女についていったというものダァ……。 

 だって魔法を学ぶにはお金がかります。

 魔法書は非常に高価な物ですし、研究資金だって必要です。

 いかに終末魔女いえど、資金援助を受けていなければ!? 研究などできるわけないのダァ。

 実にバカバカしい話なのダァ……そんなわけなのダァ……。

 でも……確かにお母サマは昔からアタシには優しかったけど……お姉サマには厳しいというか? とても冷たい感じだったわ。言葉の端々に棘のようなものがあったのダァ。
 でもそれはお姉サマが!? 第一王女だからだと……思っていたけれど……もしかしたら……でもだからって……お姉サマが……魔女の実子であること知ったぐらいで!? お母サマがお父サマとケンカするわけないし、そんなことで嫌気をさして、お父サマをーーーーこの国を捨てるわけないのダァ。だいだいお姉サマが魔女の実子なんて……あり得ないのダァ。 

 そんなわけで……城下町の人々に助けをコウわけにもいないのダァ。
 それにヨウヘイをヤトウおカネも持っていないのダァ。

 また他国から救援も望めないのダァ。

 なにしろ相手が、天災に等しい悪名高き魔女なのだからぁなのダァ。
 勝てる見込みのない戦いはしないということなのダァ。

 でも実のところ、魔女を頼る者は稀にソンザイするのダァ。

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