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eyes to me~私を見てsecond―愛は無敵―
第4章 マリッジブルー・プリンセス


 美名の長い栗色の髪がベッドに拡がり、シーツの純白がその艶やかさを引き立てている。
 綾波は指先で髪を掬い、大事そうに口付けた。
 ふと責める動きが緩やかになる。美名はホッと胸を撫で下ろし呼吸を整えようとするが、ほんの束の間だった。
 綾波が最奥まで沈ませた腰を更に円を描く様に悩ましく廻す。

「っ……っ…………なっ……」

 美名はシーツを掴み言葉にならない叫びを上げた。
 綾波は、揺れる乳房を眺め楽しみ、彼女の声を堪能しながら、蕾の中がギュウと締まる感覚に心行くまで酔いしれる。

「いやらしい姫様だ……っ……俺を……こんな風に……狂わせ……くっ」
「つ……ああっ!」

 ――剛さんのせいなんだから!
と言いたいのだが、次から次へと彼によってもたらされる快感に、まともに口を利けない。
 彼にしがみついて甘く啼くしか出来なかった。

 ――もう……バカ……バカ!剛さんこそ、私をこんな風にして……!


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