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ご主人様=ドSせんせい
第3章 放課後☆ピアノレッスン

私は先週先生に、教えて貰ったタッチでピアノを弾いた。

長い事自分の癖がついてしまっているので、意識して直すのは難しかった。

「神田さん、ちょっと違いますね。ちゃんと意識して弾かないと、直りませんよ。」

先生に横からペシッと、手の甲を軽く叩かれる。

音が走らないように気を付けると、指の動きが元に戻ってしまう。


「違いますよ。ほらっ。僕が弾いてた姿を思い出して。体で感じながら弾いてみなさい。」

先生が私の耳元で囁き、耳をペロッと舐めた。

「あっ…ん。先生なんで…?」

私が聞くと

「何でですかね?神田さんが、僕が求めてる物を持ってそうだからですかね?」

と、ポツリと呟いた。


私が持っている先生が求めている物……?
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