この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご主人様=ドSせんせい
第49章 真実☆パーティーの目的
「…あぁぁぁっ!!!」
痛さのあまり、体が海老ぞりになり、縄がギシギシと軋んだ。
汗で頬に張り付いた私の髪を鷲掴みにして、私の顔を上に向かせると、お客様は私を見つめた。
「さっきも言っただろ!頭の悪い犬にお仕置きをしたんだ!犬の分際で、言葉を話すな!!」
あぁ…そういう事か…。
ワンしか言えないわけね…。
こういう趣向が好きな人、結構いるけど、何が楽しいのかしら…?
心の中では、そう思いながら、私は素直に相手に従う。
「ワン!!」
犬みたいに鳴いた私に、お客様は満足気に微笑むと、掴んでいた髪を離して頭を優しく撫でた。
そうなんだ、言う事を聞いて従順にしていれば、余計な痛みもなく、早く終わる。
無駄な事は、する必要はない。
どうせ行き着くとこは、同じなんだから。