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第51章 絆☆試される愛

静かな廊下を二人歩く。

私達が必ず出てくると分かっていたのだろうか。

追ってくる人はもういなかった。

さっき逃げて来た廊下は、こんなに長かっただろうか。

あの部屋への道程は、やけに長く感じた。



｢やけに静かですね。本当に中でそんな事が起こっているのでしょうか？」

｢多分な。今日のﾊﾟｰﾃｨｰの目的は、きっと…。」

｢だったら、琉亜さんを助けないと！」

｢いや、琉亜はきっと…」

｢きっと何ですか？」

｢……なんでもない。」


星夜さんはそう言って、それ以上何も言わなかった。

何だろう？

星夜さんは、何か知っているのかな。

あの部屋の前に立ち、私達はﾄﾞｱを開けようとした。

その時だった。