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ご主人様=ドSせんせい
第51章 絆☆試される愛

「お前よりも、ずっとお嬢さんの方が賢いな。そうだ、言うことを聞いていれば痛い思いなどしない。物分かりのいい女は、私は好きだぞ。」


腕を持たれて動けない私の体を、榊原さんが指でスーッとなぞる。

瞳を閉じて唇をギュッと噛む。

嫌っ…!星夜さん以外の人に触られるなんて…!

星夜さん…。

泣きたい気持ちを我慢して、耐えていると榊原さんが後ろから、私の胸を鷲掴みにし、周りの人達に言った。


「さぁ、宴の再開だ!皆様、今から始まる宴をまたお楽しみください!星夜、愛音、二人の愛が本物だと言うなら、これからそれを俺に証明してみせろ!俺が納得すれば、もうお前達の邪魔はしない。」

「こんな形で何が証明できるんだよ!親父!いい加減にしろよ!」


星夜さんの言葉に、また大柄の男が拳を握る。


「星夜さん!証明しましょう!だからもう、何も言わないでください!」

「愛音…。」


男の握られた拳が下りたのを見て私はホッとした。

私が我慢すれば、星夜さんも琉亜さんも助けられる。

星夜さん…

犠牲になるのは、私だけで大丈夫です。

私は貴方の忠実な愛奴なんだから。



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