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親友が襲われまして・・・・
第2章 番犬
「・・・美恵・・・?」


遙はうつろな目で、幼馴染みを見上げた。

彼女は、そこに立っていた。

真っ赤に染まった姿で。


遙はゆっくりと起き上がろうとして、自分の状況に気づく。


遙の手首、足首は固定されていた。

縄で何重にもぐるぐると。


そして、自分の体を確かめたとき、全てを思い出した。



下着は剥ぎとられ、血の海に浮いている。

秘部からは血と白い液体が流れでて、激痛も思い出したように体を襲う。



「・・・・処女・・・・もうないんだ・・・・・」


吐きだすように呟き、涙が溢れだす。

胸の奥からは感情が波のように迫ってきた。


悲しい。

憎い。
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