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続・捨て犬
第6章 ごめんな…エミ
パン屋が見えてくると

萩原のおばさんは
俺たちを見つけて
こっちに歩いてきた


俺達に
近づくにつれて
おばさんは
小走りになり


そして

とっても
優しい笑顔で

「おはようエミちゃん
待ってたのよぉ~・・」

と言って
エミを抱きしめてくれた



「元気だったの?

手はどう?

もう痛くない?

ちょっと
痩せたんじゃないの?」


エミの手や頭を
何度も何度も
撫でながら

おばさんは
エミに
沢山話しかけていた


その
おばさんの目には



涙が浮かんでいた







すみませんでした



おばさん・・・。

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