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続・捨て犬
第3章 近っ。

「エミ、行っておいで」

って
パン屋の前で手をはなすと
エミは
返事の代わりに
俺を見上げて
きゅっと
口角をあげる

それから
振り向いて
パン屋へと入って行くんだ


愛おしくて
たまんねぇ…


いつものように
パン屋の中に入ったエミを
見届けてから
俺は駅に向かった

今日の昼休み
電器屋へ
行ってみっかな
なんて考えながら。

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