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暴かれるトヤマのプチ黒歴史は・・・
第1章 取り調べ開始。
「え?じゃないわよ!」

病室に響き渡るパティさんの声。

「ちょ、ちょっと待ってください。」

「は?!
 ちゃんと答えてもらいますから。
 マリを任せられるかどうかの判断は、それでするわ。

 で、どうなの?!
 攻めちゃうの?
 攻めまくっちゃうわけ?!」

「え??せ、攻めるって何を?」

僕の肩をギリギリ掴んで、思いっきり睨まれてるんだけど・・

何を怒られているんだか、本気でさっぱり分からない。

マケインさんに目を向けると、
"何?俺にどうしろと?"って言いたげな目で見る。

いやいや、そんな事言わずに助けてくださいよ。

懇願する眼差しを送ると、
マケインさんはため息をつき、口を開こうとした瞬間、


「あーのーね!!!
 はぐらかすつもり?!
 ふざけないで!!!
 これ以上したかもって、
 聞き捨てなら無いのよ!」

希望の光はふっと消えた。

怒りまくるパティさんにむんずと手を取られ、ぐいぐい引っ張られていく。


「来なさい!
 じっくり聞かせてもらうから!!」
 
「ちょ、ちょっと待ってください、
 聞くってなにを?
 はぐらかしている訳じゃなく、
 その、本気で状況が分かってないんです。
 出来れば、状況を・・」

2号室のドアを開けながら振り向き、ふざけるなと言いたげに片眉をあげてまた怒鳴る。

「はぁ?状況?
 貴方がマリをあれ以上酷い目にあわせたかもって言ったからでしょ!
 性的に安全な人間って判断できなかったら、
 マリの側に置いておけないって事よ!」

「そう・・ですね・・すみません。」

言ったことは覚えていない。

でも・・、
言われていることは、
理にかなってる。
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