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1000文字で綴る男と女の物語
第1章 『いやっ!』
尻が男の前に差し出された。
その谷間に男の熱い息がかかる。
背中にさわさわと鳥肌が広がっていく。
パンティの狭い生地が横にずらされた。
「いやっ!」
思わず声を上げる。
「なんだ、もう感じてるのか……」
ふっ、という笑い声がまじっている。
その部分の変化が自分にもわかる。
「今日は、これを試してみるか……」
男が低い声でつぶやいた。
なにをされるかわからない不安に、ぞくっと背中が波立つ。
なにか硬いものが、柔らかく開いた粘膜に押し当てられた。
それは動いていた。
ぶーん、ぶーんと、かすかに機械的な音を立てて、ゆっくりと回っている。
うねうねと動くその先端が、女の入り口をこね回す。
それは閉じている内部を乱暴にこじ開けながら押し入ってきた。
「いやっ!」
痛みに女の尻が前に逃げる。
「やっぱりお前には大きすぎるか……」
男はそう言ったが、やめる素振りを見せず、女の入り口を片手で広げ、それを浅く出し入れし始めた。
「いやっ!」
入れては、抜かれる。
入れては、抜かれる。
徐々にそのストロークは長くなっていった。
「いやっ!」
奥に入ってくる。
回りながら、狭い中を押し広げ進んでくる。
出し入れのスピードが速くなる。
入れては、抜かれる。
入れては、抜かれる。
「いやっ!」
もうだいぶ深くまで入ってきた。
今までこんな奥をかき混ぜられたことはなかった。
女が仰け反った。
もう少しで奥まで届く。
女がその最後のひと突きを覚悟したときだった。
突然、中で動きが止まった。
回転も止まった。
そして全部抜かれていった。
「いやっ、いやっ!」
女は無意識のうち尻を突き出していた。
男はふっ、と笑い声を上げた。


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