この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
1000文字で綴る男と女の物語
第2章 『手フェチ』
ここはふと立ち寄った喫茶店。
通路を挟んで斜め前に座った男の人。
彼の手から目が離すことが出来ない。
じろじろ見ちゃダメ。
そんなに見たら気づかれちゃう。
それはわかっている。
ああ、でも、どうしても見つめてしまう。
あの手、あの指に取り憑かれてしまったみたい。
大きくて、長くて、コーヒーカップを持ったときの、節の曲がり具合が……ああ……。
ゴツゴツしていてそうで、それでいて柔らかそう。
あの指にに触れられるのを想像してしまう。
私の唇をなぞる彼の指。
首筋にそって降りていく指。
指先が私の胸元を滑る。
乳房を登り、いただきの敏感な突起をクルクルと弄ぶ。
そしてその手が大きく開かれたかと思うと、乳房全体を覆い尽くす。
始めは静かに、ゆっくりと手の中で揉む。
徐々にその指に力がこもる。
乳首を指の間に挟みながら揉みしだく。
ああ……関節が曲がり、指先が柔肌に食い込む。
胸で満足した彼の指先は、今度はお腹を滑り落ちていく。
だめ……。
それから私の繁みの中に潜り込む。
そして、長い節くれだったあの指が、私の開きかけたつぼみをとらえる。
ああっ!
私はそこを覗き込む。
片手の指だけで私の柔らかい切れ目を広げる。
一番長い中指が曲がり私の入り口をなぞる。
ああっ、だめっ!
私は頭を左右に振った。
気づくと、向かい側に座っていた私の彼が、不思議そうに私を覗き込んでいた。


/98ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ