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1000文字で綴る男と女の物語
第3章 『エプロン姿の効用』
今日は彼が仕事帰りに私の部屋に来てくれる。
初めて彼に作る手料理。
買い物した帰り、ふと立ち寄った雑貨屋さんで大きなフリルのついた、ピンクのエプロンを見つけて衝動買いした。
お料理してる姿もかわいいと思ってもらいたくて。
早速エプロンを着て、お料理の支度を始める。
初めて見せるこんな姿。
ちょっと恥ずかしいかも。
彼が来た。
「お疲れさま。もうすぐ出来るから、冷蔵庫にあるビールでも飲んで待ってて」
リビングの彼に声をかける。
なんか、新婚夫婦みたい……。
「うん、ありがとう……どうしたの? そのエプロン」
後ろから声がした。
「さっき買ってきたの、どう?」
キッチンに向かいながら、振り向かず答える。
恥ずかしかったから。
「うん、とても似合ってるよ」
後ろから体を寄せてくる。
「おいしそう……」
耳元で囁く。
「たーくんの好きなパスタだから、もうちょっと待ってて」
「待てないよ……」
後ろから抱きしめられた。
やだ……彼のもう硬くなってる。
「あーちゃんのこんな姿見たら……なんか、我慢できなくなっちゃった……」
カチャ、カチャとベルトをはずす音。
冷たいお尻に熱くて硬いものが押し付けられた。
エプロンの隙間から手が入ってきて、両胸を揉む。
「あんっ、駄目よ、こんなところで」
「あーちゃんが悪いんだよ、こんな格好俺に見せるから」
彼の先が私の入り口を探し当てて、何度もつつく。
「あんっ、もうっ、たーくんたらっ、あんっ!」
少しずつ、入ってくる。
私もなぜか、シンクの縁を掴んで、お尻を突き出しちゃってる。
ああっ、もう、彼のものが根元まで入っちゃった。
彼が息を荒くして乱暴に動き始める。
私の胸を鷲掴みながら、後ろからズンズン突き上げてくる。
すごい興奮してるのがわかる。
彼のその激しいリズムで私の口から高い声が漏れる。
その時、急に唸りるような声を上げて彼が止まった。
私の中で彼のが勢いよく脈打つ。
「ああんっ! たーくんっ!」
彼が私の背中に彼が倒れこむ。
彼、荒い息のまま、私の耳元に囁いたの。
「あーちゃん……結婚しよう……あーちゃんと毎日こんなことしたい……」
「うん、私も、たーくんと毎日一緒にいたい」
彼が後ろからキスしてきた。
うれしい……。
このエプロンのおかげだわ。
でも、毎日素肌にエプロンだけだと、風邪ひいちゃうかも。


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