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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
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『藤代先生!』


ノックする音で藤代宗一郎は目を覚ました。


『____は…………
ああ、寝てしまっていたか………
はい』
研究所の自分の部屋のソファーで寝落ちしていたようだ。
細胞分裂のレポート作成をし、
3日間泊まり込みだった。

ひと段落し、
自室で休もうと思っていたら寝てしまったらしい。




立ち上がりワイシャツのシワを直しながらドアを引く。


チラリと掛け時計を見ると夜8時半だ。


開けたドアから、
後輩の研究者男性が顔を覗かせる。
『先生、
お電話が入ってますよ?
一応、お休み中ですと伝えたんですが』




『誰からだ?
休みと言っても繋いでくるのは…………』



『白石様という女性です』
後輩は心なしかニヤついている。


『ああ、白石か。
分かった、ありがとう』


毬佳か。
なら、携帯からかけたほうがいいだろう。




携帯を取り出してコールする。
メガネを外しデスクに置いた。
空いた手で目の上を押す。

ずっとレポート作成をしていたため、
目に疲れが溜まっている。



「もしもし?
藤代くん?」
毬佳が出た。


『僕だが。
どうした?
研究所にかけてくるなんて珍しいね』


「だって、
いくらメッセージを送っても返答ないんですもの(苦笑)また泊まり込みだと思って。
あのね、用件だけど……………」




毬佳が訥々と話す。


用件を聞いた宗一郎はみるみる目が覚めていく。
メガネを掴んでかけ直した。


『それは本当か?!』





「本当よ。
アナタには言っておかなきゃと思って」






(____早瀬理玖が風俗業をしている?
まさか……………)

指が震えた。

「言わなくても分かってると思うけれど、
あんな低次元な人間はその程度なのよ。
関わらないほうがいいわ。
瑠樹がかな____」

宗一郎は通話を切った。


白衣を脱ぎ捨てる。


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