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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
ボロアパートの入り口に車を着ける。


『じゃ、
夜の仕事気をつけるんだぞ?
頼むから危険なことに首を突っ込まないでくれよ?』
宗一郎は理玖に話す。


『分かってるって!
今んとこ大丈夫だよ、
遥香がいるし。
じゃーね』
バタンと助手席を閉めてボストンバッグを1個持ち
階段を駆け上がる理玖。



『……………………はるか……………?
今度は誰だ……………??』
宗一郎はひとりジェラシーの炎を燃やす。



『それに。江名優月、か…………』

車をスタートさせてひとりごちる。





全く違う場所で、違うものを見て生きてきた。

施設育ちというのは周りに居ないし、
今まで関心すらなかった。


犯罪を繰り返し繰り返し、
それしか知らないまま成人近い年齢まで暮らしてきた理玖。


宗一郎は、
理玖を知りたいと思った。


もっともっと深く。。




















『びっくりした』
自宅に入った理玖は、
靴を脱ぐなり座り込んだ。


『宗一郎が俺を好き。
俺、宗一郎とsexしたよな?
てコトは…………
やっぱ俺も?!そーなの?!』

まだ錯乱している…………


上体を倒し、
床にゴンと頭をつけた。



(……………あ、でも……………
宗一郎とするとき痺れたなぁ)


女とする時は快感を感じる。
sexは気持ちいい。


だけど、
宗一郎としたときは…………
(何だこれ?)と思った。




『………………分かんね…………
だー!
考えるの気持ち悪ィ!
知らねー!』



理玖は苛立ちながら立ち上がるとバスルームに入ってシャワーを浴びる。
ボディーソープで丁寧に全身を洗う。


(500万稼がなきゃ)


夜に用意されている、
自分の仕事。

数をこなすしかない。


狭いバスルームを出て、
素っ裸のままコーンフレークを作る。


座って食べる。

傍らに、
札束が詰まったボストンバッグ。



(……………優月…………
負担が少しでも減るなら…………)


理玖は、初めてありがたいと思った。
宗一郎に。

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