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〇〇を教えて。。
第5章 ムズカシイけどイイみたい☆
「ほーら、言えないじゃない。
あたし、そんな犯罪してgetしたお金要らないよ。
なら何年かかっても自力で返す」


『違うんだって!
………知り合いがくれたの!!』
怒鳴るように話す理玖に、
通行人たちが避けてチラ見しながら往来する。


「…………どんな知り合いよ?」




『えーと。
何とか京大学付属微生物研究所の先生。
とにかく大丈夫な金だってば………』



(宗一郎の事をふせたまま、
500万を手渡すのはムリか…………)





しゃーない。





『んじゃ優月、
そいつと直接会ってよ。
口で説明するよりはえーわ』





「えっ…………
理玖、何企んでんの?
誰かがいきなり500万くれる訳ないじゃん!」

どこまでも警戒する優月。




ムリもないが、
取りつく島がない理玖は『だー!!
マトモな金だって言ってんだろーが!
とりあえず信用できないなら宗一郎に会えよ!!
半分返済できたら、
ホッとするだろーが』
と怒った。




尚も訝しむ優月を強引に説き伏せ、
「明日夜宗一郎に会う」と(宗一郎の予定は無視して…………)
約束させた。








通話をOFFにする。


『っだー!もう、
何で信用しねぇのアイツ』
電柱を蹴る。



そして今度は宗一郎にtellする。


呼び出し音が続いたあと、
「はい。藤代だが」
といつもの堅苦しい声がした。


理玖はホッとした。

優月の反応を説明し、
「明日夜会ってよ」と頼む。




「構わないが………。
場所はどうする?
個室が必要だな」



『あ。
そうだな。
500万もその時持ってくし………』


「なら、
行きつけのフランス料理店を予約しておこう」


『…………宗一郎さぁ、
俺らそんな店入るような服持ってねぇぞ?
カラオケボックスでよくない?』



「カ、カラオケ?
まぁどこでもいいが。
優月くんとやらに僕が出資した金だと証明できればいいんだな?」


『そそそ。
アイツ、全く信じてくんねーんだもん』








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