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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
「えっ………………
早瀬が心神喪失状態って…………」
渚遥香は驚いた。
(あの元気だけが取り柄のような早瀬が?)

「踏み込み過ぎかと思いますが。
こちらも契約した上で仕事を振っております。
ですので亡くなった方のお名前をお聞かせ願えますか?」

渚は立場上もあるが、
個人的な感情から真田に深く質問する。
(早瀬が風俗の仕事の話をしている相手なのだし………
良いわよね)


『言っていいのかな?
僕は面識がないんですが、亡くなったのは幼なじみの江名優月さんという女性です』
真田はチラチラ理玖の顔を見ながら渚とやらに話す。


理玖の目は虚ろなまま床を見ており、
反応がない………………



「え??
借金返済の子??」
渚はつい言葉を溢してしまった。
(しまった)と思う。


『あ、ご存知だったんですか?
そうです、借金返済を肩代わりしてあげてたらしくて……………』



「もしかして…………
自殺ではないのですか?」
渚は思い当たる。真田とやらは主任らしいが、
かなり理玖の身近に居るような印象を受けた。
ついつい話に深入りしてしまう。


こんな仲介業をしているのだ。

借金苦で風俗業を始め、ノイローゼになり自ら死を選んだ人間も何人か居る。



『えっ…………
ああ、実はそうでして。
放心状態というのかな?
ボーッと魂が抜けたように座り込んで動きゃしないんです、一口も食べないし。
まぁ…………ムリもないとは思いますがね』


「菅原建設さんの社宅ですよね?
お伺いして構いませんか?」
渚は掻き立てられた。


早瀬が心神喪失状態になっているなんて。
どうにかしなければ……………



『え?
構わないと思いますが………_
社長も全て知っちゃいましたし………
というか、社宅ご存知なんですか?』


「___はい。
送迎をしたことがありますので。
お邪魔は致しません、様子見だけでもいいでしょうか?
今後の仕事の予定も話さなければなりませんし」


____話を終え、
渚遥香が社宅アパートに来ることになった。

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