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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
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『理玖!
着替えなさい』
宗一郎は自宅に着くと助手席から理玖を運んで5階に上がりベッドに寝かせた。


理玖は一言も喋らず、
宙に目を向けている。


ニールとペスは足を揃えて2人を見守っていた。



自分のスウェットを出し、
理玖の作業服を脱がせてゆく。


所々が油で汚れ、
ほつれている。


ナカのTシャツも脱がせるとスウェットを強引に着せた。


茫然自失の理玖は、
痛々しい。

宗一郎は研究所に連絡を入れた。


当直勤務の研究員に「1週間休む」と告げる。

「ええ?!藤代教授、正気ですか??
E細胞の分裂後の研究途中なのに…………!」
悲鳴を上げる研究員に、
『身内の介護だ。
やむを得ない、所長に休暇届を提出してある。
1週間だけだ。直ぐ戻ると研究員に伝えておけ』
一方的に話して切る。


所長には未だ受理されていないのだが。



『細胞より、
今生きている理玖のほうが大事だ………!』
スマホに向かって呟くと、
自分も部屋着に着替えた。



それに。
自分の代わりになる優秀な研究員は居る。
だが、理玖を支える人間は………………

自分しかいない。





錯乱して、肩を殴ってきた理玖。

〔ドッキリだよな?!〕

〔幼なじみ………じゃねぇよ!!

ずっと、一緒に居たヤツだよっ〕




理玖はきっと、どこかで真実だと分かっていたんだろう。

叫び声が、
泣き声に聞こえた。


(____あんな声、二度と出させたくない………)










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