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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
『……………どうした』

宗一郎は取り繕う。



『………………ギュッてして…………』
理玖が両手を伸ばす。


『あ、ああ。分かった』
宗一郎は理玖を抱きしめた。



理玖は宗一郎の背中に手を廻す。


温かい。
落ち着く。


トクン、トクンと宗一郎の心臓が動いている。



『ゆづき………………
本当にあんなコトで死ぬのかなぁ……………?』

理玖が呟いた。



宗一郎は理玖の背中をゆっくりと撫でる。


『____理玖が知ってる優月くんは、
どんな子だ?』



『…………………………気が強い…………
男運が悪い……………………
けど、ヤワじゃない。
俺に罪悪感持つくるくらいなら、
俺を一発殴る………………』



『そうか。
僕も、そう思う』



『…………………あんな…………
城田やタカに何も言わずに、
いきなり死ぬなんてらしくねぇよ………………』




____チュン、チチチ……………


窓の外から鳥のさえずりが聞こえる。




『………………………ゆづき……………
ゆづ…………………』
理玖は優月の名を呼ぶと、
パタッと宗一郎の膝に倒れ込んだ。


『りく?』

スー………スー………

理玖は寝息を立てている。



宗一郎はそーっと膝を避けて、
枕を代わりに差し込んだ。



理玖は突然の事態に疲弊しきっている。
混乱、悲しみ、絶望___。



やっと意識が戻っても未だ不安定なはず。



『その間に…………』

宗一郎はベッドを出た。


スウェットのまま、
ペスとニールを呼び3階に降りてゆく。


2匹はすっくと立ち上がり、
宗一郎の後をトコトコついていった。

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