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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
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『美味い…………』
理玖はロールキャベツを一口齧るなり、
しみじみと溢す。
『ウマ!
何コレ、天才シェフじゃね?(食ったことないけど)』
パクパク食べる理玖。




裸のままだ。
ふたりとも。


宗一郎はベッドサイドに腰を掛けて後ろ手をつき、
胡座をかいてがっつく理玖を見遣る。


思わず顔が綻ぶ。




(_____この顔が見たかったんだ)



スプーンは握り手だし、
ガチャガチャ音を立ててマナーもへったくれもない。



とても理玖らしい。



何より食欲が出て生気が漲っているのは宗一郎にとってこれ以上ない喜びだ。


『これってピラフ?
キノコうまー!!』

マッシュルームなのだが、
理玖にすれば同じこと。



宗一郎には裸のままだらだらこうやって過ごすことは、あまり経験がない。


(本当に互いを、さらけ出してるようだ。
落ち着くな)

宗一郎自身ホッとした。



『ぐっ、ガフッ…………ゲホッがはっ!』
気管に入って咽せ返る理玖。
『み、水っ………』
宗一郎は立ち上がると流しでグラスに水を注いだ。


理玖は慌ててグラスを受け取るとグイッと飲み干す。

『がっつき過ぎだ(笑)
気持ちは分かるがちゃんと咀嚼しなさい』

宗一郎は苦笑する。



『_____そうだ』
デスク上に置いていたスマホをタップした。



メッセージが届いている。


瑠偉からだ。


画面を開くと、
〔宗一郎くんへ

分かったよ、少しだけ。
風間組構成員・羽乃源【はの・げん】は江名優月って婚約者に店の借金を被せて逃走。
江名優月は羽乃と同居中、妊娠3ヶ月で堕胎した。
婦人科にて手術証明書あり。
保証人は偽装会社に頼んでいる。

大方風俗で本番を要求されたんだろう。
羽乃の子ならば彼女は一人でも産んだはずだ。
違うか?


羽乃が江名優月の妊娠・堕胎を知っていたかどうかは本人が行方不明のため分からない。
江名優月が亡くなった今、
店名義の借金支払い義務は羽乃に移行した。

俺ルートで調べた結果、
羽乃は名古屋市内にて潜伏中。風俗店は風間組の運営だ。羽乃は近いうちに組に発見されるよ。















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