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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
_____15分後。


『おー、………………何だ夜景しか見えねぇ』


ゆっくりと廻り始める観覧車。



理玖はつまらなそうに呟いた。



『あっちが湾で、
こちらが東海道………ふむふむ』
つい地理を浮かべる宗一郎。





『東海道ねぇ。
んなもん知ってどうすんだ?』



『宿場町というのが各地にあるんだよ。
考えてもみなさい、
電車も車も無い時代に徒歩で東から西へ日本を横断するんだ。
先人の知恵が至るところに………………』



『あー、はいはい。
今はヘイセイなんだっつの。
知恵っていうなら………』

理玖は立ち上がった。


向かい合い座る宗一郎は『どうした?』と首を傾げる。



『せーの』
理玖は思いっきり観覧車を揺らした。




『ギャーッ!
理玖!止めなさいっ』
宗一郎はパニックである。



何せ、地上数百メートルの位置で小箱がユサユサ揺れているのだ。




『あははは!
ど~だ、参ったか!』

理玖は動きを止め、嬉しげに座った。





『ひ、非常停止したらどうする気だ…………』
宗一郎は顔面蒼白だ。


ケロっとした理玖は『非常停止ィ?
止まったらまた動かせばいいじゃん。
あ、
あれって船の光?』
と窓から海の方向を見る。





『…………ああ(説教しようと思ったが諦めた…)、
船の光だな』





『キレーだな~。
初めて見た、夜中の海に浮かぶ船の光』







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