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第1章 妻の失踪

封書を開け中の用紙を取り出すと
緑色の離婚届に妻の署名と
捺印がありました。

何が何だか訳が分かりません。

急過ぎて状況を把握できない私です。

とにかく冷静になろうと思い、
コップ１杯の水を飲み干しました。

少しは落ち着きましたが
まさに青天の霹靂です。

水曜日の朝、送り出してくれた妻は
いつもと変わらない笑顔でした。

この３日間で何があったのでしょうか。

今すぐにジタバタしても
どうなる物でもありません。

空腹を癒す為、戸棚から
カップラーメンを取り出して
お湯を入れて食べました。