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第21章 ここに連れて来られた日からの記憶

次の日の朝、若くて逞しい男性が
起こしてくれました。

後で分かった事ですが
本名はわかりませんが
ここの人たちからは亮と呼ばれていて
私と同い年でした。

その亮君が今後のスケジュールを
教えてくれました。

先ずは看護師さんが
採血してくれるそうです。

その後、お医者さんが来て
検診を受けるとの事です。

ピルを処方されるんだそうです。

やっぱりって思いましたが
避けられない事なんで、逆に
妊娠の可能性を排除できることが
私に安心を与えてくれました。

その時までの私の男性経験は
前夫だけでした。

高校の同級生で高２から交際が始まって
大学生、社会人とずっと変わらず交際し
結婚したのです。

この後、数日後には何人も何人も
私の体の上を通りすぎるんだなぁ～と
ぼんやり他人事のように考えていました。

その時、私は普通にSEXだけをする
ソープ嬢になるんだとしか
思っていなかったんです。