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第5章 匠の浮気現場を取り押さえろ

「リオラのものは、その社長が用意できるでしょ。じゃあ、買ったのはそのライバル社のものかもね。」

あたしはそう言いながら、そのライバル社のホームページも見てみた。確かに似たようなものを扱ってる。コンドーム、大人のおもちゃ系。ジェル…。

アンジェとジミーは、あたしの背後からそのホームページを覗き込むと、アンジェは腕を組みながら、

「ねぇ。匠さんは、そういうの使うの好きなタイプ？」

と言うと、あたしは振り向いてアンジェを見て頭を横に振り、

「ゼンッゼン！使ったことなんかない！ゴムだって使ったことなんか…」

と言いかけて、急に赤面した。

力説するとこじゃないよね…。

アンジェはくすくす笑い、ジミーは頭を大きく横に振って、

「男らしいなぁ、匠さん！カッコいい！」

「そんな話、俺は聞きたくないよー！」

とそれぞれ言って、あたしの背中を叩きまくる。