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ディスタンス
第5章 匠の浮気現場を取り押さえろ
あたしはアンジェを見つめた。いつも明るくて、人気者のアンジェが、そんな悲しい恋をしていたなんて。
「忘れられない?」
「そうね。…いや、ほんとはわからない。もう忘れたとも言えるし、まだまだ傷が癒えてないとも言える。新しい恋でもしたら、立ち直れるかもしれないけどね」
「ジミーじゃだめなの?」
「ジミー⁈」
あたしが言うと、アンジェは振り向いて寝ているジミーを見つめると、プッと吹き出した。
「瑠生にゾッコンのジミーを好きになることはないわね!瑠生のことしか、見てないもん!」
「…そう…かな〜?でも、ジミーにはちゃんと彼女作って欲しいなっておもうの。あたしに関わっても、ろくなことないし」
「ろくなことって…?なんかやばいこと、あるの?」
「え?いや…まぁ…その〜」
あたしはギクッとして、頭をかいて、
「例えば、よ!例えば!」
と言って笑ってごまかした。
「忘れられない?」
「そうね。…いや、ほんとはわからない。もう忘れたとも言えるし、まだまだ傷が癒えてないとも言える。新しい恋でもしたら、立ち直れるかもしれないけどね」
「ジミーじゃだめなの?」
「ジミー⁈」
あたしが言うと、アンジェは振り向いて寝ているジミーを見つめると、プッと吹き出した。
「瑠生にゾッコンのジミーを好きになることはないわね!瑠生のことしか、見てないもん!」
「…そう…かな〜?でも、ジミーにはちゃんと彼女作って欲しいなっておもうの。あたしに関わっても、ろくなことないし」
「ろくなことって…?なんかやばいこと、あるの?」
「え?いや…まぁ…その〜」
あたしはギクッとして、頭をかいて、
「例えば、よ!例えば!」
と言って笑ってごまかした。