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第35章 御奉仕

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傍観者に徹した私は、男たちの仕打ちをずっと見ていた。


彼らは人形に夢中で気づいていないかもしれないが、電車はｸﾞﾙｯと一周して半ばを過ぎていた。

私は輪に加わらずに間近で様子を見ていた。

彼らが、人形が、そして主が、どうやって終わりを迎えるのか、
結末まで見なければ気が済まなかった。

色々な性癖、性格を持つ男たちに翻弄され変えられていく人形。

行為そのものと若い女の体に興奮はしたが、私の体は、その反応を失って何年も経っていた。