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電動人形
第41章 終点
「もう、痴漢はしない。」

「それは懸命ですが何故?」

「その先を求めてしまいそうだし、その先はないような気がする。」

「私は、妻を大事にしますよ。せっかく回春させていただいたし、今夜あたり妻と…」


「ボクは、、、、」

言えなかった。
もう普通じゃ満足出来なくなりそうだなんて…


車両は終点のホームに滑り込む。

シュー…

ドアの開く音を合図に、ボクたちは立ち上がる。

そしてそれ以上会話もせず、三方向に歩き出したのだ。





セックスとは…

主従関係とは…

愛とは…

僕の脳裏には色々な言葉と、強烈な人形の姿が浮かんでは消えていった。
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