この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
*。:゚+ 小鳥遊 医局長の恋+゚*。:゚
第9章 忘年会
「月性さん。忘年会どうします?」

幹事の後輩が聞いて来た。

…忘年会は駄目。

冬は去年の悪夢を思い出していた。

「準夜入れて貰うからみんなで行って来れば?」

冬はその方が良かった。

「え…トーコさん行かないんですか?」

帰宅後、冬が風呂に入って居ると知ると、そのまま風呂に入って来た小鳥遊は聞いた。

…なんか当たり前のように一緒に風呂に入ってるし。

「先生も ご存じでしょう?酔っぱらうと変になっちゃうの。それで去年は小峠先生に襲われたんですから、もう行きません。」

「僕も12月は病棟やらオペ室、リハビリなんかの忘年会に色々呼ばれているんですよねえ。飲めないから面白く無い…。」

洗って欲しいと頭を出して甘えて来る小鳥遊。最近は、冬がシャンプーを当たり前のようにしていた。

「先生は行くべきですよ。楽しみにしている看護師が居るかも知れませんよ。」

「え…僕のファン?」

…はいはいお湯掛けますよー。

「ええ。」

小鳥遊は、相変わらず熟女から絶大なる人気があった。

「そっか…じゃあ…いこっかな♪」

…結構単純Dr.エロ

「楽しんできてください。私は、準夜で頑張ろっと♪」

…と嬉しそうに笑ったその冬が何故、忘年会で膨れっ面で師長の隣に座っているかというと。

勤務交代があったからだ。

待ち合わせの中華料理店、日勤で会計さんにお金だけ渡し、逃げたかった…けれど、師長に摑まった。しかも席が思いっきり禿の隣だった。

…これってなんてセクハラ?

「わー月性ちゃんきてくれたんだぁ」

…お前の為に来たわけじゃ無い。

「しかも僕の傍に座ってくれるなんて♪」

…ほら…禿…周りの空気をよめ。

周りの看護師の冷たい視線にも動じず小峠は話しかけてきた。

…先生助けてぇ…ってあーあ。鼻の下伸ばしちゃって。

小鳥遊は、今年入ったばかりの新人達と先ほどから楽しそうに話をしていた。

「何で、月性さんばっかり狙ってんの?小峠先生。」

愛想笑いをしている冬を助けてくれた後輩が小峠を睨んだ。

(今度沢山手伝っちゃう♪入院だってとったげる♪)

「月性さんは、麻酔科の今泉先生と付き合ってるって噂があるんですから。ちょっかい出しちゃダメっ!」

(いやーん後輩 サンクスコ♪)

…あ。でも…まだそんな噂があったんだ。
/566ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ