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ハツコイ♥アゲイン
第4章 DO・ストライク

「~~老・け・たって、顔のこと仰ってるんですかね?」


ピキピキくる怒りを抑えてそう聞いて、グイッとグラスを呷った。
あぁもう速攻で酔いたい気分だ!


「これでも一応化粧して来たんだけど!?」

「いや、顔っつーか……なんか全身の疲労感すごくね?」

「………!」

「不のオーラを感じる」


鯛のお刺身を口に運びながら、しれっと言い放つ陽向。


……誰にでも優しいお兄ちゃんと違って
言いたい事をズバズバとぶっ刺してくるドSは、今も健在なんですね。

っていうか
不のオーラはあると認めるけど、疲労するほど仕事してないし。
フリーターですから。


・・・知らないよね?


「……あのね。
“ あの頃 ” は10代だったんだよ。制服着てたの」

「だから?」

「~~だからその頃と比べたら老けて当たり前だよ!
もう25歳なんだから…」

「いや、でも」



私の言葉を遮って、陽向が視線を上げた。



「お前、やっぱり可愛い」

「………!!」

「さらに美人になったな」



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