この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ドラスティックな恋をして
第12章 ドラスティックな・・終わり方
一歩一歩踏みしめるようにして階段を上る。
2階のギター売り場には、あの時と同じようにいろんな音があふれていた。

その中から依子の耳は拾いだした。
昌宏のギターの音を。


いた。
昌宏の音だ。
この曲も昌宏が弾いていた曲だ。
姿は見えないけど間違いない、と思った時、店員の声が聞こえた。

「吉本さん、修理に出してたやつ、今日間に合わなかったんですよ、すみません、
 足を運んでもらったのに」

やっぱり、昌宏がいた。

「ああそう、しょうがないよ、別に急いでるわけじゃないから気にしないで」

昌宏の声も聞こえた。


さあ、ここからだ。
このまま彼の顔を見ずに階段を下りていければ、自分の中で終わりにできる。
依子は大きく息を吸うと、上ってきたばかりの階段を、降り始めた。

/127ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ