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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第9章 詫びのしるし


私は運転席から手を伸ばし、葉川くんの太ももに触る。


「ベルトを…外すわね」


ベルトをほどいて、ズボンの留め金を外し、そしてチャックを下ろす。



「……」



指の腹で葉川くんのソレに触れた時──じっと見下ろしている彼のこめかみが動いた。


けれど彼は動かない。私がそう命令しているから。




パンツの上から指を這わす。

まだ大人しいそれは礼儀正しく収まっていて、少しの弾力があった。

黒いボクサーパンツにある畝( ウネ )に沿って数回、指を往復させた後……掌を使ってサワサワと撫でる。


ズボンが邪魔ね。


チャックを開けているとはいえ、その中で手を動かす隙間は僅か。私は彼のズボンを " 邪魔 " と認知し、取り除く決断に至った。



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