この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第13章 僕は玩具

唇が離れて…私たちは互いの顔を見る。

今度こそしっかりと目が合った筈だけれど、周りが暗いから彼の瞳が霞んでいた。

駅前の照明による逆光の効果で、髪の毛の輪郭だけが一本一本まで鮮鋭に見える。


至近距離でこちらを見下ろす彼から

どこか──冷たい視線を感じたけれど

今さら、たじろぐわけにいかない。



....フ



「据え膳食わぬは、なんとやら……」


「……」


「…行きましょうか」



高架の上の電車が、プラットホームから今度は発車したようだ。

再び周囲の雑音が掻き消された時、葉川くんは私の腰に手を回して立ち上がった。

立つと同時に私にスマホを手渡す。

アスファルトに叩きつけられるのをまぬがれたそれを、私は胸の前で強く握って…ポケットに収めた。





──


/414ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ