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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第7章 休日の小悪魔


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それから私達は20分ほどだろうか…バスに乗り、海の近くに構える大型アウトレットモールに来ていた。

石畳( イシダタミ )模様のタイル道は、たくさんの客でこみ合っている。

海辺の工場をイメージしたカラフルな建物。
シンボルである観覧車。

ファミリー層をターゲットにしたこの場所は、休日ともなればなかなかの賑わいだ。

今も私の前には、母親に手を引かれながらソフトクリームを食べる女の子。両手に買い物袋をさげた父親が歩いていた。

こういう幸せな構図を見せられると

今の自分の場違いさに気付くのよね。

率先して建物の中に入って行った葉川くんを追いかけて、私はそんな親子の間を早足ですり抜ける。


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