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第6章 人妻

「クロードさんの遺伝子をもった状態の私と子作りしてもらわなければ、ナターシャさんには子供は出来ないということです。」

「あ…え…？」

「……ナターシャさん。
私とSEXをする覚悟がありますか？」


しばしの沈黙が部屋を占領した。
ナターシャさんは、考え込んだり、少し言葉を出そうとするが、なかなか答えを出せないでいる。

私は空間へと繋ぐ鍵を創り、ナターシャさんに渡すことにした。


「この鍵は、私の持っている空間に入れる鍵です。決心が着いたら、このお香を炊いてクロードさんを眠らせてから、どこのドアでも良いので、この鍵を差し込んで開けてください。
そうすると、私の空間に繋がりますから。」


ナターシャさんの手にそっとお香と鍵を置き、その場は下がることにした。



リリィと部屋に戻り、今後の予定を確認して、私は一人空間へ行き時を待つ……





すると、３時間後に『カチャリ…』と、ドアの開く音がした。