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第6章 人妻

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「クロードさん、僕が来たことで、少し仕事も軽減出来るかと思います。ナターシャさんとの時間もちゃんととってあげて下さいね。」


シェン先生がそう言ってくれた通り、怪我人や病人が減り、街もみるみる復興していったことで、主人との時間も多くとれるようになった。


一ヶ月たった頃にシェン先生とリリィさんは違う町に行くということで、街から離れることになり、今日は、みんなで見送りにきている。


「シェンくん。本当にお世話になったね。ありがとう‼
また、機会があったら是非この街に寄ってくれ！」


「はい。何時になるかは分かりませんが、来たときは必ずそうさせていただきます。」


そう主人に言うと、私の耳にこそっと


「もうすぐ妊娠がわかると思います。
次に会うときは、お子さんが見れるのを楽しみにしていますね。」


と、囁いてくれた。



8年も出来なかったのにそんな話…と、思っていた私は、3日後に驚愕することになるのでした。