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すべての生き物に愛を求めて
第8章 散る百合心
リリィに話があるって言われたけど何だろう…。
良い奴なのは分かってるんだけど、シェンと一緒にいるリリィを見るのは結構辛いんだけどな…。


カチャリ…とリリィ達の部屋を開けるとフワッと甘い香りがしたと思ったら、ベビードール姿のリリィが抱きついてきた。


「ミーナ…まってたよ…」


あぁ、久しぶりだな…。昔はよく後ろから抱きついてきたっけ…。

柔らかくて調度良い大きさの胸に、絹の様な肌。
ぷっくりとしたピンクの唇に、愛らしい笑顔。

リリィのことを愛しく思って見ていると、そっと頬に手を添えられ、あちらから唇を重ねてきた。

チュッとしたあとに目が合うと、ニッコリと微笑んで私の手をとり、ベットへと誘う。


何故?

リリィにはシェンがいて、お腹に赤ちゃんがいるののになんで私にこんなことするの?

そう思っていると、またリリィに唇を奪われて何も考えられなくなる。

それどころか胸をまさぐられると、下腹がキュッと疼いてしまう。

「あぁ、あっリリィ、何で?…んっ」


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