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蕩けるようなキスをして
第48章 束の間の
「可愛いなんて言い出して、俺を動揺させた、罰」
「えっ…?」
ようやく、華夜子にも反応が戻る。
「それは俺が使う台詞なんだから、勝手に使うなよ」
「勝手って…」
言ってる意味が分からない。
混乱してる華夜子の耳元に、陸は囁いた。
「キスしてる時の華夜、すげー可愛いよ」
-可愛くて、堪らない。
大人しくて。
素直で。
従順で。
「いつもそんなんだったらいいのにな」
陸のからかいに、華夜子は頬を染めた。
言われ慣れていないから、凄く、こそばゆい。
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