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蕩けるようなキスをして
第49章 予感
他に別の誰かがとてもいるようには思えない-彼を疑ってしまった自分を、反省する。
とても、大切なんだ。
今までの、どの女とも違って。
勿論、自分も違った訳で。
だから、何もしなくったって、満たされてるんだ-改めて、気付かされる。
「…ほんと、羨ましい」
ぽつり。
乃愛は誰にも悟られぬ音量で呟く。
-でも、私だって、今とっても幸せなんだから。
乃愛は隣りの留以と、昨日見たドラマの話題に興じ始める。
恐れていた女子ふたり組が、きゃあきゃあ笑い合ってるのを確認した陸は、秘かにずっと訊きたかった事を今だとばかりに、華夜子に尋ねる。
「華夜。あのさ-」
華夜子の箸を持つ手が、動きを止める。
自分を待ってる彼女の、瞳。
とても、大切なんだ。
今までの、どの女とも違って。
勿論、自分も違った訳で。
だから、何もしなくったって、満たされてるんだ-改めて、気付かされる。
「…ほんと、羨ましい」
ぽつり。
乃愛は誰にも悟られぬ音量で呟く。
-でも、私だって、今とっても幸せなんだから。
乃愛は隣りの留以と、昨日見たドラマの話題に興じ始める。
恐れていた女子ふたり組が、きゃあきゃあ笑い合ってるのを確認した陸は、秘かにずっと訊きたかった事を今だとばかりに、華夜子に尋ねる。
「華夜。あのさ-」
華夜子の箸を持つ手が、動きを止める。
自分を待ってる彼女の、瞳。

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