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蕩けるようなキスをして
第52章 行けない
「…次の日はバイトが入ってる」
陸の右手は、隣りの座席の背もたれに掛けていたコートを掴んだ。
「夕方からは、友達との約束がある」
-だから、無理。
コートの次は鞄を掴み、陸は無情にも切り捨てる。
忽(たちま)ち変化する、華夜子の表情。
彼女の顔は、これ以上はないくらいに大きく、歪む。
それでも、一縷の望みを賭け、華夜子は消え入りそうな声で、陸を繋ぎ止める。
「…クリスマスの次の日は?」
心が、ぐらついてしまう。
覚悟したばかりなのに。
なんでそんな事言うの?
まるで、どうにかして、なんとしても、自分に逢いたいかのように。
止めろよ。
そういうの、止めろ。
誤解させるような事、言うな-…。
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