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蕩けるようなキスをして
第60章 T
「…引いた?」
恐々尋ねてくる華夜子に、陸は乾いた笑いを張り付ける。
彼女が何を言っているのか。
彼女が何を言いたいのか。
陸には、さっぱり分からなかった。
首を傾げ、腕に抱く彼女を窺う。
思い詰めたような、悲痛な面持ちで、華夜子は陸を問い質す。
「二十も年上の先生を本気で好きになった私の事、陸は引いちゃった?おかしいんじゃないかって思った?自分に相応の同級生で十分なのに、なんて身の程知らずなんだろうって笑ってしまった?」
沈痛な表情で自分の答えを待つ華夜子の額に、陸は力の加減などなしに、自らのそれを勢いよく押し当てた。
こつ、と。
互いの額の骨がぶつかった音がする。
本日二度目の攻撃に、華夜子は顔を顰(しか)める。
しかも、先程の小突きよりも痛みを伴った。
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