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蕩けるようなキスをして
第64章 代わりじゃない
なんだか面倒臭いひとかも-思いつつ、それが嫌じゃない自分がいる。
火照る頬を背け、華夜子は消え入るような声で-でも、確かに、答えた。
「…はい」
恥ずかしくって、とてもじゃないけど、そちらは見れない。
代わりのように、ポケットの中の彼の指に自分を絡める。
そして、その返答のように、同じように温かな指が絡んでくる。
嫌どころか-もう、彼から少しだって、離れられない。
少しだって、離れたくない。
少しだって、離れない-。
指に伝わる温もりは、心にまで移ってゆく。
外気は確かに冷たいけれど、身も心も温かなもので満たされる。
寄り添い、無言で歩いていると、躊躇いがちに声を掛けられる。
「…なあ」
「…うん?」
「ほんとに、その…先生とは何もなかったの?」
陸の言葉に、華夜子は瞳孔を開き、彼を見詰める。
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